融資が通らない方必見！フリーランスでも利用できる「報酬先払いサービス」とは？

フリーランスの皆さん、ビジネスを続ける中で「資金調達の壁」に直面することはよくありますよね？
そんな時、「報酬を先払いでもらえたら」と考える方も多いでしょう。
そこで役立つのが「報酬先払いサービス」であり、銀行融資が難しい場合でも利用できる資金調達方法です。

今回は、フリーランスでも活用できる「報酬先払いサービス」について解説します。うまく活用することで、資金調達のスピードを劇的に向上させることができるかもしれません。

フリーランスの資金繰り

フリーランスの資金繰りの現実

フリーランスとして働く場合、自由度が高い反面、案件の獲得や収入の安定性が課題となります。日本では「報酬は案件が完了してから支払われる」という固定観念が強く、報酬の前払いをクライアントに依頼することが難しいのが現実です。そのため、フリーランスはクライアントとの関係を悪化させたくない一心で、前払いを躊躇することも少なくありません。

結果として資金繰りが厳しくなると、多くの方は融資を検討します。しかし、金融機関はフリーランスを「収入が不安定」と見なすため、融資が希望通りには通らず、利用できた場合も少額に限られることがほとんどです。

フリーランス向けの報酬先払いサービスとは？

直接クライアントに報酬の前払いを交渉するのが難しい場合、フリーランスにとって強力な味方となるのが「報酬先払いサービス」です。これは、ファクタリングと呼ばれるサービスで、クライアントに発行した請求書（売掛債権）をファクタリング会社が買取り、手数料を差し引いた金額をクライアントの指定する入金日より前に受け取ることができます。ファクタリングは融資とは異なり、信用情報への影響はありません。

ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。2社間ファクタリングでは、クライアントに知られることなく資金調達ができるため、クライアントとの良好な関係を維持しながら資金を調達することが可能です。

※ファクタリングについては、以下の記事で解説しています。

報酬先払いサービスを利用するメリット・デメリット

メリット

報酬先払いサービスがフリーランスにとって人気の資金調達方法となっている理由は、以下のようなメリットがあるからです。

• 最短即日で資金調達ができる
  報酬先払いサービスを利用すると、最短即日に資金を受け取ることができます。経費の支出が重なった場合でも、迅速な対応できるため、スムーズな資金繰りが可能です。ただし、初めて利用する場合は審査が厳しく行われるため、即日入金が難しいケースもあります。
• クライアントへ知られずに利用できる
  2社間ファクタリングを利用することで、クライアントへ知られることなく報酬を先に受け取ることができます。そのため、クライアントとの関係を維持しながら資金調達が可能です。
• 担保や保証人が不要
  報酬先払いサービスは、請求書（売掛債権）を売却することで報酬を受け取ることができる仕組みであるため、担保や保証人を必要としません。手続きが簡単で、安心して利用できます。
• 借入があっても利用できる
  報酬先払いサービスは、利用者の信用情報ではなく、クライアント（請求先）の信用力を基準に審査されます。そのため、借入がある場合や税金の滞納がある場合でも、利用できる可能性があります。

メリット

• 利用するには手数料がかかる
  報酬先払いサービスを利用する際は、請求書の額面全額を受け取るわけではなく、手数料が差し引かれた金額を受け取る仕組みになっています。フリーランスは「債権譲渡登記」ができないなどの理由から、法人向けサービスよりも手数料が高くなることが多く、手元に残る金額が少なくなる可能性があります。
• フリーランス向けのサービスが少ない
  ファクタリング自体は中小企業向けに発展してきた資金調達手法であり、フリーランス向けのサービスはまだ限られています。そのため、フリーランスが利用できるサービスの選択肢が少なく、慎重な比較が必要になります。

まとめ